生まれてから、友達は一人も居ないんですよ

人生

ある俳優さんと、存在感のあるオジさまがテレビに映っていた。騒がしそうなバラエティ番組だったが、この人がなんとなく気になったので、そのまま見ることに。

シブい舞台俳優かな?と思ったが、有名な映画監督の三池崇史氏とのこと。名前も映画も全く知らない。ジャンルはバイオレンスとホラー。

ちょっとコワモテな風貌で、味のある話し方をする人だ。その三池さんが笑いながら口にした言葉が・・

生まれてから、友達は一人も居ないんですよ

まず俳優さんに、「監督とよく飲みに行かれるんですか?」と司会者から質問が飛び、「いや~、行ったことないです」と答えた。

すると監督は、

「僕は誰とも行かない。台本ないと、人と会話できないです」

さらに「人とも付き合わない。生まれてから友達は一人も居ないです」と、にこにこしながら、話すのだった。

50代後半の映画監督が、生まれてから友達が一人も居ない・・。

共演している、芸人たちは面白おかしくいじっていたが、監督本人は悠々としている。

他人の価値観に左右されず、社会通念をも恐れずに生きている。

 

友達居ない人はダメ?

一般社会では、友達が居ない人は、社会から外れた者とみなし、ダメ出しをされる。

私自身も「友達居ない人はダメ人間」という、社会通念に侵されていることに気づいた。

カウンセラーに言わせると、友達が作れない、人と接することができないのは、コミュニケーション障害という。

が、三池監督は仕事で大勢の人と接しているし、ヒットしている名作を生み出し、普通に誰もが、できないことをしてきている。

しかも、人間や人生を描く映画を作っているのだ。

 

落ちぶれたら友達と付き合えない

私は色々な人と食事をしたり、飲んだりしながら話をするのは、最近は面倒臭くなっている。

生活苦に陥った頃は、それどころではない。ぴたりと外食を辞め、お酒も家呑み、友人と会うのも、2~3カ月に一度くらい。

お金が無いので、誘いを断るようになって、だんだんと、声が掛からなくなった。もちろん、私も誘えない。

軽い付き合いの人には、ランチでも、と呼びだされて行くと、マルチ商法の勧誘だっり、何かのチケットを買わそうとされたり。

心配してくれる人も居て、時々ご飯をごちそうしてくれるが、申し訳ないし、相手もその空気をキャッチし、徐々に会えなくなった。

お金が無いということは友達付き合いもできない・・と、嘆かわしかったが、

だんだんと、一人でいる時間が楽しくなってきて、必死に仕事する傍ら、興味あることの勉強を始めた。

 

社会通念に縛られない生き方

ハタから見ると、「淋しい孤独なオバさん」かもしれないけど、仕事を含め、やらねばならないことが一杯あるので、いつもどうしたらいいのかを考えねばならない。

あらゆる節約の方法を試し、また早く借金を返済するために、新しい仕事にも、いつもアンテナを張っている。

人生はピンチだらけなのだ。ということが、一人でゆっくり考えるようになって、よくわかった。

これまでどんなに油断して生きてきたかを。それも大きな学びだった。

が、まだまだ甘い。社会通念に縛られて、もがいて生きている。

三池監督は子供の時から「友達ひとりも居ない」で堂々と生きてきている。

もしかして、大げさに言ってるのかも知れないが、コンプレックスを感じていないのが、タダの人ではない。

これまで、「友達が居ない」という人は何人か出会ったが、それがコンプレックスなので、「だから友達になって欲しい」と私に頼んでくる人も居た。

 

人との比較が苦しみを生む

人間の本当の自由とは、何なのだろう。

日本では皆、世の中にある価値観から外れたらいけないと、緊張して生きている。

人と較べることが不幸感を生み出すし、人と同じでなければならない、ということが、人を縛っている。

一生独身でも、同性愛者でも、変人と言われても、自分がいいと思える生き方でいいのではないか・・

これがない、あれがない、というところを気にしていたら、今を楽しめない。

だが、それを許さない社会が、今の日本だし、いつも比較してしまうように、マスコミは煽る。生きづらい世間だが、三池監督のような人が、突如と現れたりするので、救いもあるのかもしれない。

 

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